歌姫・中森明菜さんが、本格的な復帰を果たした伝説のステージ、それが2017年のディナーショーです。
多くのファンが待ち望んだこの公演は、実に「8年ぶり」の全国ツアー規模での開催となり、その一挙手一投足が注目を集めました。
「2017年のディナーショーの様子は具体的にどうだったのか?」 「セットリスト(セトリ)や、どれくらいの人数が参加できたのか知りたい」
この記事では、当時の熱気と感動を詳細に振り返るため、2017年の中森明菜ディナーショーの様子、セットリスト、開催規模(人数)や内容を徹底的にレポートします。
過去の輝かしい記録を振り返ることで、これからの彼女の活動への期待感をさらに高めていきましょう。
中森明菜、2017年「8年ぶり」のディナーショー開催の背景
中森明菜さんは、2010年から体調不良を理由に芸能活動を休止されていました。
ファンにとっては、彼女の歌声を再び聴くことができる日を待ちわびる、長く、そして不安な日々が続きました。
その沈黙が破られたのが、2016年のことです。
7年ぶりとなるディナーショーを限定的に開催し、多くのファンが歓喜しました。
そして、その反響と手応えを受け、2017年、「AKINA NAKAMORI DINNER SHOW 2017 CLUB NIGHT」と題した、さらに規模を拡大したディナーショーの開催が決定されます。
これは、単なる単発のイベントではなく、全国14都市18公演という、活動休止前を彷彿とさせる本格的なツアー形式でした。
まさに「8年ぶり」の全国ツアーと呼べる規模であり、中森明菜さんの完全復活を強く印象付ける、極めて重要なステージとなったのです。
2017年ディナーショーの概要(日程・会場・人数)
2017年のディナーショーは、11月から12月にかけて、まさに年末の風物詩として日本全国を駆け巡りました。
開催された主な会場と日程は以下の通りです(一部抜粋)。
- 大阪(11月13日):ハイアットリージェンシー大阪
- 福岡(11月17日):ヒルトン福岡シーホーク
- 東京(11月20日):京王プラザホテル
- 愛知(11月28日):名古屋観光ホテル
- 北海道(12月5日):ロイトン札幌
- 神奈川(12月11日):横浜ベイホテル東急
- 千葉(12月21日):ホテルニューオータニ幕張
これらを含め、全国14都市で18公演が開催されました。
ディナーショーという形式上、会場のキャパシティは通常のコンサートホールよりも限られています。
各会場の宴会場の規模にもよりますが、1公演あたりの「人数」は数百人規模(例:500人〜800人程度)と推定されます。
全18公演を合計すると、総動員数は約1万人から1万数千人規模になったと考えられます。
チケットはもちろんプラチナチケットとなり、ファンクラブ先行でも入手が困難を極めました。
「8年ぶり」に全国のファンの元へ明菜さんが戻ってくるという事実に、日本中が熱狂したのです。
緊迫と感動…2017年ディナーショー当日の様子と内容レポート
「8年ぶり」の本格復帰となるステージ。
会場に集まったファンの「人数」は限られていましたが、その熱気と期待感は、開演前から最高潮に達していました。
豪華なディナーが終わり、会場が暗転すると、割れんばかりの拍手と共に中森明菜さんがステージに登場します。
2017年のステージで多くのファンが息を呑んだのは、その圧巻のビジュアルでした。
黒を基調としたシックなドレスや、歌の世界観に合わせた衣装に身を包み、スポットライトを浴びる姿は、まさに「歌姫降臨」という言葉がふさわしいものでした。
歌い始めた瞬間、会場の空気は一変します。
体調は万全ではない中でのパフォーマンスであったことは想像に難くありませんが、その歌声には、休止期間中に溜め込んだエネルギーと、歌への渇望、そしてファンへの感謝が溢れていました。
特に印象的だったのは、彼女の「声」です。
全盛期のようなパワフルさとはまた違う、深みと憂い、そして何よりも「伝える力」を増した歌唱は、集まった観客の心を鷲掴みにしました。
曲の合間のMCでは、時折笑顔を見せながらも、言葉を選びながらファンへの感謝を述べる姿がありました。
「ご心配をおかけしました」「待っていてくれてありがとう」といった言葉に、涙するファンの姿も多く見られました。
2017年のディナーショーは、単なるヒット曲の披露ではなく、中森明菜という一人の人間が、多くの困難を乗り越えて再びステージに立つまでのドキュメンタリーでもあったのです。
中森明菜 2017年ディナーショー セットリスト(セトリ)
2017年のディナーショー「CLUB NIGHT」は、そのタイトル通り、クラブミュージックの要素を取り入れたダンサブルなアレンジが特徴でした。
往年のヒット曲が、新たな解釈で蘇ったのです。
以下は、当時の公演で披露された代表的なセットリストの一例です。
(※公演日や会場によって、一部曲目が異なる場合があります)
(カバー・アルバム曲など)
このセットリストの最大の特徴は、「DESIRE -情熱-」「TATTOO」「飾りじゃないのよ涙は」といった、彼女のキャリアを代表するアップテンポなナンバーが、大胆なクラブアレンジで披露された点です。
「8年ぶり」の本格的なステージで、あえて激しい楽曲に挑戦する姿は、彼女の「まだ終わらない」という強い意志表示のようにも感じられました。
もちろん、ディナーショーならではのしっとりとしたカバー曲や、バラードも含まれており、中森明菜の多面的な魅力を存分に味わえる構成となっていました。
ファンにとっては、懐かしさと新しさが同居した、非常に満足度の高い内容だったと言えるでしょう。
2017年の感動をDVDやVODで振り返る
この「中森明菜 ディナーショー 2017 CLUB NIGHT」の様子は、残念ながら全編を収録した公式のDVDやBlu-rayとしては発売されていません。
非常に貴重なステージであったため、映像化を望む声は今もなお多く聞かれます。
しかし、中森明菜さんの過去のライブ映像やミュージックビデオは、一部のVOD(動画配信サービス)で視聴することが可能です。
例えば、U-NEXTやAmazonプライム・ビデオ、Huluなどでは、時期によって過去のライブ作品が配信されることがあります。
2017年のディナーショーそのものではありませんが、彼女の圧巻のパフォーマンスの歴史に触れることは、当時の感動を追体験する手助けになるはずです。
また、中古市場やオークションサイトでは、当時のディナーショーに参加したファン向けの記念品や、関連する雑誌の特集記事が見つかるかもしれません。
まとめ
中森明菜さんの2017年ディナーショーは、単なる公演ではなく、ファンにとって「8年ぶり」の希望の光であり、彼女自身の復活の狼煙(のろし)となる、歴史的なイベントでした。
限られた「人数」の観客の前で披露された渾身のセットリストとパフォーマンスの「様子」は、今もなお伝説として語り継がれています。
この2017年の感動的な復帰があったからこそ、現在の新しい活動への期待がますます高まります。
この過去の記録を胸に、これからも中森明菜さんの新しい伝説が作られていく瞬間を、共に見届けていきましょう。
